…………あぁ。



あたしは、こんなにも愛されていたんだ。





唐突に、腑に落ちるように、そう思った。






彰は、あたしの初めて愛した人は、



ひどく静かに、ひっそりと、


でも、こんなにも深く、



あたしのことを、愛してくれていた。






手紙からも、写真からも、



それが、痛いくらいに伝わってきた。






あたしは床にしゃがみこみ、もう声を抑えることもできずに泣いた。






「……加納さん、大丈夫………?」





橋口さんがあたしの横に膝をつき、心配そうに覗き込んでくる。





だめだ、みんなが驚いている。



みんなが困っている。





そう思ったけど、それでもあたしの涙は止まらなかった。






結局あたしは、先生たちに抱きかかえられるようにして外に連れ出されるまで、幼い子どものように大声を上げて泣き続けていた。