「おはよ、霧花!

起きてー!」



「……んー…金鞠ぃ?

今何時…」



「えっとね、8時…えと、23分!」




そっかそっかぁ、


夢乃崎学園は8時40分までだからまだまだ余裕…




「じゃなーーい‼︎」



ベッドを思いっきり飛び起きた私に、金鞠がビクったくてとして涙目になったのを速攻で謝って、私は急いで制服に着替える。



あーやばい、昨日なかなか眠れなかったからだー!



机の上にある山積みの資料を横目に見ながらスクバに教科書を詰め込む。



……シルバーピンくれた時は優しかった気もしたけどさ、

そのあといつも通りだったし。


意味不明の活動の詳しいこと聞いた後あんな重いもの持たせるアイツは…



一瞬でもかっこいいとか思ったあの頃の私に忘却の術をかけたい。