な、なにこれなにこれなにこれ!

ベタな展開すぎて笑える感じだよ⁉︎


いや笑えない!


よりにもよってなぜにこいつと再開する⁉︎



助けてくれたはずなことには感謝するけども!






『……お兄さん、お姉さんとなんか違う。


……嫌い、大っ嫌い』



バッサリ言い切ったあの妖!


……けどさっきあのクソおんみょ…ごほん、陰陽師さん、

狐の子…って言ってた。



確かに狐なら鬼火を出したのにも頷ける。



狐の妖…妖狐はちょっと厄介で、人をマネするのが得意だから。


妖力だけじゃなく知力も高く…鬼同様、日本のどこかに村を持ち、

一族で住んでいるらしい。



妖狐は見た術を覚えたがろうとする…習性?があるんだ。


きっとどこかで鬼と出会って鬼火を見た時に…がんばって習得したんだと思う。




「嫌いとか言われても…安心しろ、俺もお前みたいな俺の家を荒らす妖は

鬼と同レベで嫌いだからな」



いや鬼と同レベルって失礼だな…って、え?



うん、ちょっと待って。



いま…『俺の家』って言った?あんた?




ここ…倉庫in呉服屋。



あんた…呉服屋の輩ですかね⁉︎