いや、急すぎ…不意打ち作戦だったってこと⁉︎



すぐに後ろを見るけど…誰もいない。




けど、確かにさっき…日本刀が真横にあったんだ。



……日本刀を操る妖怪こそ早々いない!



もしや……鬼?

鬼は昔から日本刀と弓、それからまぁ…素手を使って戦うことが得意ですから。



私が得意なのは弓。




体から妖力をできるだけ出して、『弓』の形をイメージする…


すると、鬼の能力でもある『弓器出し(きゅうきだし)』ができるの。




大きい妖力、日本刀を操る…そんな妖は数える程!



その中でも鬼がトップクラス。





まさか、私が族長の孫で…追放された身と知ってて命を狙ってる、とか……⁉︎





「ありえるかも…」




どうしよ…こんなこと考えてる間にも相手がいつ攻撃を出してくるか分からない!





「…………飽きた」


「は?…って、うわ!そこ⁉︎」




真横にまた後ろから日本刀…!



すぐ振り向くと、そこはいろいろな物が置いてあった。



大きいロッカーや机、いつのか分からない大量の資料らしきプリント。




ロッカーや机は1つじゃない、たくさんある。




どこかの陰に…隠れてる⁉︎