一夜の過ち・・・からの恋



今度入社する会社の商品だから
気になってたし。


ちゃんとチェック済。


「それって財布IN財布ですよね?
あたしピンクがいいなぁ~って思いました」


「そうそう!よく知ってるね
あのデザイン部長代理なんだよ」


「えっ!うそ!」


財布の中に小さな財布が入る感じの
そのまま持って出てオッケイみたいな
それを部長代理がそんな才能もあり?


「うそって…小林さん…」


「あ…」


ついつい口から出ちゃった。


「部長代理が聞いたらガッカリするよ」


「言わないで下さいね」


すると 鈴木さんの目線はあたしの後ろへ
うん?恐る恐る振り向いた。


あ…部長代理。


「なんか 失礼な言葉が聞こえてきたけど?」


「・・・・・・」(何も言えません)


「それを買ってくれたわけ?」


「いえ・・・すみません・・・」


「あ…そう!」


買うって言っても ちょい高価だったし。


「しかし新人に自分の作品を『嘘』とか
言われるなんて思わなかったな~
ショックだなぁ~」


「いえ・・・あの・・・
ごめ・・・んなさ・・・い」