「お酒に酔ったの?」
タバコを吸い終えた高橋さんは
その場に座り込んでるあたしに聞いた。
お酒…飲んでない。
「ううん 飲んでないです
あっ…もう戻らなくちゃ」
「そうそう!
寒いから中へ行こう!」
背中を押されるように
また中へ。
扉を開けたかと思うと
ヤツがそこに…居た。
「あ・・・」
あたしは 思わずそう言った
高橋さんはあたしの背中を
押してた手を離した。
「ふーん そう言うこと?」
何か勘違いしてる?
直ぐ様高橋さんが
「智之?なんか勘違いしてない?
お前こそ 小林さんを探してたってか?」
「社長が探してこい!って言うから
探してただけで 別に…
心配して探した訳じゃないっす!」
・・・
冷たいな。。。



