「新人は午後から会社のルールに沿って
研修を行うのでお昼ご飯を済ませたら
この会場へ集まるように
それでは解散!」



「お昼どうする?」
「社員食堂へ行きません?」
「オッケイ」


ぞろぞろと新人女子6人が異動する。


みんないい人ばかりで仲良くやっていけそうなので
安心した。


その中でも一番 気が合いそうなのが
千堂あやだった。


まるで女子会のように話してると
あっという間に時間が過ぎてしまってる。


「ソロソロヤバくない?移動しなきゃ」
「そうだね・・・」


また元の会議室へと戻り
午後からの研修が始まった。


吉沢専務が入って来て 午後からの流れを説明をし


「今日の研修をする担当者を紹介する
どうぞ中へ入って」


と 外の人へ指示をした。


入口に目を向けると二人が中へと入ってきた
そしてその後側の人物を見て
あたしは青ざめた。



そこには悪夢の夜の男が立っていた。


・・・・・・わっ・・・。


思いっきり目が合った!
あたしはすぐに目を反らしたが・・・。


ヤツは謎の微笑みを浮かべたように見えた。


それが意味するものは・・・。


「ね!カッコよくない?
あの笑顔素敵!!!」


あやがすぐに小声で
あたしたちに言った。