恋人同士がするような甘いモノじゃなく
激しく奪われる感じの・・・キス


両手を押えられ
相手の手はあたしの胸元へ・・・。


あたしはその場に座り込んだ。


逃げなきゃ・・・と思っても
そこから立ち上がることができない。


男はあたしに手を差し伸べ
「ほら立てよ!」
と・・・。


その手を取ったら危険かもしれない
でも・・・もうどうしでもなれ!!!
と 開き直りその手を取った。


「そんなことで腰を抜かすのか?
それほど良かったのか?」


笑いながら言うヤツ。


「違う!!!」


「アハハ・・・
それはそうと今後の事があるからさ
電話番号教えてよ」


「それは無理です」


「無理?人の恋愛壊しておいて
それはないよなぁ~」


「それは・・・」


「どうしてくれるわけ?」


どう・・・といわれても・・・。


「だから彼女さんと話をさせてください」


「お前が出たらめんどくさい事になる」


「だったらどうしろと・・・」


「自分で考えたら?
このままオレの女になるか?」


「えっ???」