一夜の過ち・・・からの恋



まさかその人達と会うとは思ってなくて
ビックリしたそうだ。


なぜかと言うと
その友達と飲み会をした時
『彼女と別れて寂しいやつ』
と言われることに対して
『気になる子がいる』
と話したそうで こと細かく
入社してきた子で・・・と
説明したそうだ。


だから向こうもすぐに
あたしのことだとわかったみたいで・・・。


今思えば そんな意味合いなことを
あの人達が言ってた気がするな。


「それから・・・ちょっと待って」


新川さんはあたしを離し
自分の鞄を開けて何かを探し始めた。


何を探しているのか。


シーンとした社内に鞄の中を探る
カサカサという音だけが聞こえてくる。


あたしはただその様子を見てるだけ。


「そんなにジーと見られると
テレるんだけど」


「あ・・・」


新川さんは紙袋を取りだし
またこっちへと来て


「いつか渡せるかな?と思いながら
作ったんだけどさ・・・
マジで渡せるときが来て
よかったよ はい!オレの気持ち」


紙袋を差し出した。