一夜の過ち・・・からの恋



「待っててくれたんですか?」


思わず言ってしまったあたしに


「いや・・・待ってない
さっきまで仕事してた!」


という新川さん。


あ・・・またやっちゃった。


待つわけがないじゃない。。。


「そうですねっあはは
あはっ・・・ははは」


泣きそうになるのを我慢しながら
誤魔化し笑い。


「お先に帰りますっ」


振り返った瞬間
フワッと後ろから包まれた。


「新川さん?」


「黙って!」


「離してください
あたし バカだから
変に期待しちゃいます
自惚れるな!ってまた
新川さんに言われます・・・」


「・・・」


「あれ?あはは
あたしなんて言ってるんだろ」


新川さんの腕から抜け出そうとするが・・・
それでも新川さんは離すことなく
その手の力を強くした。


「このまま黙って聞いて」


「・・・」


「バカなのはオレの方だよ
いつの間にかお前の事
好きになってた
だけど素直になれなくてごめん
お前が問屋に行った後
祐矢に呼ばれてお前の気持ちを聞いて
同じ気持ちなんだって思うと
すごく嬉しかった」


祐くんが言ったんだ。


なんで余計なことするかな
いつもいつも。