一夜の過ち・・・からの恋



少しフラフラもするけど
ここから少し歩けば 酔いも冷めるでしょ!


歩けば・・・いや・・・
勝也んちまでは歩いては行けない。


とりあえず大通りまで歩いて
タクシーを拾うことにした。


3月の夜9時過ぎって
超冷えるけれど
酔い醒ましもなってちょうどいいかな?


タイミングよくタクシーも
乗ることができて もうそこが勝也んち。


何もかもいいタイミング
ツイてるじゃんあたし。


飲んでるせいか気分の上昇


気前よく
「おじちゃんありがとっ!
お釣りはいいよ」
と言ったものの


「おねえちゃん?」


タクシーのおじちゃんはあたしが降りようとしてたら
呼んだ。


「うん?何か?」


「お釣りはいいって
これじゃ足りないんだけど!」


「へぇ?」


かっこよく釣りは要らない!なんて
言っておきながら 足りないなんて
恥ずかしい。


「ごめんね!おじちゃん」


千円札をもう一枚差し出した。


ちゃっかりお釣りも貰って
目指すは勝也の部屋。


電気の灯りが見えるから
居るのは確か
203号室まで
急いでかけあがったのだ。