一夜の過ち・・・からの恋




「捨てるなんて勿体ないじゃない
いいの!飲んで忘れるんだから・・・
でもその前に一言 言いたいね~」


「いまさら何を言うの?」


「どうせ今頃 勝也の部屋に
居るんじゃないの?
だからさ 乗り込んで文句を言ってやりたい」


「それって二人の仲を壊す気?」


「壊すとか・・・そこまでは・・・」


「あんたが行ったら 確実向こうは揉めるよ」


「でも・・・
揉めたっていいじゃん・・・
あたしって・・・可哀想じゃん」


また涙が・・・。
もう泣かないと決めたのに。


勝也が昨日【ごめん】とか【悪かった】とか
言ってくれていたらそんな考えにはならなかった。


自分が二股掛けておきながら
詫びの一つもなしで
あたしは捨てられて・・・。


「おう!乗り込んで言いたいこと言って
例えそれで向こうが壊れようが
知ったこっちゃないよね
頑張れ!梨沙 明るい未来の為に」


煽る希美に少し驚いた。


「えっ・・・」


「何?」


「やめなよって止めるのかと・・・
思ってたから」


「止めてほしいの?」


「別に・・・」