「いやいや そーじゃなくて
さっき彼氏と居ただろ?」
さっき・・・?
「え・・・」
「腕組んでさぁ~ベタベタしやがって
後ろから蹴ってやろうかと思ったよ~」
「それ・・・あたしじゃないかな」
それを言うと克也くんは
「あ???えっ???」
と バツが悪そうな顔をして
オドオドしていた。
克也くん勝也は全く知らない同士だったが
希美とあたしの彼氏と言うことで
4人で遊んだりしたから
いつしか2人もLINEしたりと仲良くなっていた。
「あたしらね 別れたんだ
だからここにきて希美に
話を聞いてもらってるところ」
「マジ?いつ?」
「昨日」
「はぁ?昨日の今日で
もう他の女?」
やっぱり呆れてる
呆れるよね普通。
今のその女と一緒に居るかと思うと
悔しくて・・・そこにある缶を
グイッと一気飲み。
「こら!あんた!もう飲まないで!
目が据わってるじゃないの」
目が据わる?
初飲みのあたしにはわからない。
「ハハハ目は座りませんけど?」
「うるさいわね!
トローとした目をしてることを言うのよ!」
希美は残りの酎ハイを流し台に捨てたのだ。



