希美は一度勝也が他の女性と居るところを
偶然見たんだって話した。
驚いた顔をした希美に
「勘違いしないでね 会社の人で
今仕事中だから」
と 言ったらしい。
「その言葉を今日の今日まで信じた
あの日日曜日だったんだけどね
日曜まで仕事か・・・と思ってた」
「それっていつの話?」
「もう2~3週間前だよ
余計な心配しちゃいけないから
梨沙には言わなかったけど」
「その時に言ってくれたらよかったのに・・・
でもさ~そのころから会ってたってこと?
あたしって二股掛けられてた?
許せない!!!」
「待って!
それはほんとに会社の人かもしれないし」
「希美が見たのは間違いないよ
好きな人が出来たって言ったんだからさ
くやしー!!!
ね!その人どんな人だった?」
「あまり覚えてないよ~
髪が長くて少し背が高くって
目がパッチリで」
「しっかり 覚えてんじゃん!」
少しそこで笑いが出た。
二股されてたのに腹が立ち
「このチューハイってうまいね~」
なんて 2本目を開けてぐぃっと飲んだ。



