「部長代理も食べてください」


「・・・・・・」


あれ?聞こえなかった?


「聞いてます?」


「なんて?」


「部長代理も食べてください!」


「部長代理?二人のときは
そう呼ぶなと言っただろ」


ーーー『二人の時はトモと呼べ』ーーー


無理無理!そんなの無理!


「あたしまた熱が上がったみたいなので
寝ます!」


布団に潜り込んだ。


「おい!こら!」


布団を剥ぎ取る部長代理。


「せっかく買ってきてやったのに
食ってから寝ろ!」


「わかりました・・・
なら一緒にどうぞ」


「誰?」


「・・・トモさん・・・です」


「トモさん???
まぁ それでいいわ
堅苦しい部長代理よりはな」


まるで恋人同士みたいな雰囲気。


ちょっぴり勘違いしちゃいそうなあたしがいる。


しばらく居て部長代理…いや
トモさんは帰って行ったのだった。