私は駿と顔を見合わせた。

萌絵の言うとおり、記憶を操作されているのか、いろんなことが断片的にしか思い出せない。

「きもだめしってこないだやったやつか?」

雅哉の声が耳に届く。


そう、ここでやったきもだめし。



あの夜、いったいなにがあったっけ・・・。