あ、いた。 案の定、竜輝は龍陽倉庫の外で壁に持たれかかったまま煙草を吸っていた。 紀「竜輝?そろそろ浪駕に行かないと」 私は竜輝に近づいてそう言った。 でも、竜輝はこっちへ見向きもしない。 紀「…竜輝?」 するとピクッと耳が動いた。 しかし、それ以外動く気配はなかった 。 ……どうしたの? 首をかしげながら私は竜輝の傍まで足を進めた。 私が傍まで来たのがわかったのか、今まで閉ざしていた口をゆっくりと開き始め、こう言った。 竜「なぁ…」