「あっ、こら、馬鹿っ!!」


慌てて二人の口を塞ぐ父さん。


「じゃ、じゃあ気をつけて行ってこいよ!」


母さんだけじゃなく、父さんと伊那と久那まで……

今日は皆してどうしたんだろう?


「いってきまーす」


疑問を抱きながら、僕は学校へ向かった。