白衣の王子様







「春依ちゃん、今日、具合悪いんじゃない?」



琉璃香ちゃんにそんな指摘を受けたのは、3時間目の授業が終わった時だった。




「何かさ、見るからにしんどそうだよ?」


「そ、そう……?」



確かに朝よりもダルくて、しんどい。


フラフラして寒気がする。




「えっ!マジで!春っち、大丈夫か!?」


盗み聞きしてた沢渡くんが席から立って、私の横に来た。




沢渡くんは私の額に手の平を当てて、やや難しい顔をした。




「熱っぽいかも」


「春依ちゃん、保健室行った方がいいよ」