妹が生まれてからは、私は必要ない人間になった。 母親は妹につきっきりだし、 父親は元々私を良く思ってない。 殴る蹴るは当たり前のこと。 母親は離婚したくないから、助けてくれない。 いつも、私は1人だった。 高校にも行かせて貰えず、 父親が 「こいつに金なんか使わせられねぇーよ。真夏に使う金しか俺は稼がない。」 と言ったのだ。 母親も「そうだね…。」 としか言わなかった。