お腹のあたりだろうか、痛い。 見てみると縫ってある。 なにか刺さったのだろうか? と思っていたら、看護士の方がきた。 「あっ、目が覚めましたか。すぐに先生を呼んできますから、待っていてくださいね。」 そう言い、慌てて走っていった。 痛くて動けないんだから、逃げることなんて不可能だし…………。