「まどか 今から行っていい?」
「どうしたの?」
「ああ 会って話す」
「今日からあたし田舎に帰ってるの
だから年明けまでそっちへ帰らないよ」
マジ・・・。
こんなこと電話で話せないし
会って話してちゃんと理解しあわないと。
「わかった 帰ったらまた連絡して」
「うんじゃーね」
すぐさま駅前の宝石店へ行って
ファッションリングを選ぶ。
きれいに包装してもらって
また美空の部屋へ。
「お帰り」
「ただいま
はい オレからのプレゼント」
「なんだろ?」
マンだろうと目を丸くしながら
包装を開ける。
「あ・・・指輪だぁ~
嬉しい!!!」
そして泣き出した美空。
ホントは別れを言われるのかと覚悟してたって
だから わざと明るくして
別れを言われたときに泣かないように
気を張ってたって・・・。



