この空の下でめぐり会う奇跡



落ち込んでたオレの心は
三浦さんの元気な声を聞いて少しは
癒された。


寝ようとしてもなかなか
寝付けない夜だった。


朝が来るのはあっという間のことだった。


「一樹!!!
いつまで寝てるの!」


母親に起こされるのなんて
学生以来のこと。


「起きてる・・・」


「起きてるじゃなく
今起きた!でしょ!
25・26にもなって
親に起こされるなんて
どうなのよ!」


「朝からやめてくれる?
超頭に響くんだけど」


「飲むからでしょ!二日酔い!
考えて飲みなさいよ」


「はいはいわかりました」


母親に朝から説教なんて
ほんと学生以来だ。


「父さんは?」


「昨日から出張で居ないって
言ってなかったかしら?
父さんが今いなかったから
セーフだけど居たらアウトだね」


そうだな。


母親に輪をかけてうるせーからな