この空の下でめぐり会う奇跡



今が青春!と言うかのように
やってるらしい。


虎太朗が邪魔なのか?
邪魔ならおれが育てるぞ!


「あの・・・虎太朗のこと
放置ですか?」


「そんなことはないのよ
あの人も可愛がってくれてるみたいだし
でも・・・私は一樹くんの方がいいわ
今更そんなこと言っても
娘がやらかしてしまったんだから
どうしようもない事だけどね」


「ホントに可愛がってくれてるなら
いいですけど
もしそうでないなら
オレが・・・」


育てますーーー
そう言おうとしたのに


「親としてちゃんとしていなかったら
責任もって私が育てます
可愛い孫だから・・・
一樹くんは遠くに行くならなおさらだわ
東京まで会いに行けないもの」


「そうですか・・・」


おれには渡さないと言うことか・・・。


「これから先何かあったら
ここに知らせてください
虎太朗のことなら何でもしますから」


「わかったわ」


携帯番号を教えた。