ドアが開かない。 何度押しても開かない。 力ずくで開けようと、肩で体当たりをしても開かない。 ・・・・・・・・・・・閉じ込められてしまった。 時間ないのに。 早く帰らなきゃ、お母さんに見つかっちゃうじゃん!! 便器に足を掛け、普段ほとんど使わない上腕二等筋力にを込め、トイレの壁を攀じ登る。 制服が水をカナリ吸っていて、物凄く重い。 それでも必死に壁を這い上がると、 ドアにモップなどが立てかけられているのが見えた。 典型的なイジメに、苦笑いしか出来ない。