恋する白虎

永舜は空を翔けながら考えた。

杏樹は俺を、幼い子供だと幻滅しただろうな。

あんな、人間の小僧に……。

けど、妬けて妬けて、どうしようもなかったんだ。

杏樹の全てが欲しい。

永舜は、杏樹と自分の愛の差を感じずにはいられなかった。

俺が想ってるくらい、俺はお前に愛されたいんだ。

モヤモヤとした心は、いくら空を翔けても晴れなかった。