【企】恋する君に口づけを



あたしたちの声は静かな廊下にすごく響いている。
だからなんか余計にドキドキしてくる。




「事故って言ったのもうそ」



「…っへ?」



「…愛莉の好きなやつに嫉妬っつーか、なんかむかついて」




ということは、康太は自分自身に嫉妬してた…?




「ふふっ」



「……なに笑ってんだよ」



「だって、おかしくて」



「…笑うな」




これからは康太の隣にいてもこの想いを隠さなくていいんだね。
好きと伝えたいときは伝えていいんだよね。




ずっと昔から胸にあったこの気持ち。
それがまさか実るなんて思わなかった。




「康太、好きだよ…!」



「…うん」




康太は恥ずかしそうに頬を染めながら、小さな声で『俺も』とつぶやいた。





*


END.

(クールじゃなくてすみません…!)