中学に入ってからは、留貴はみるみる大人っぽくなっていった。
中学生って、こんなに成長するもんだっけ?と思った。
身長は、小5から小6にかけてけっこう伸びたのに、まだ伸びてるみたい。
小さいほうが可愛いのに、と言ったら、怒られた覚えがある。
今、留貴の部屋で、そんな事を思う。
「ねえ、留貴はいつから私の事好きだったの?」
とか、聞いてみる。
「さあ? 覚えてない」
「けっこう前って事?」
うーん、と留貴は腕を組んで、考え込んだ。
「会う前からかも」
私は飲んでいた麦茶を吐き出した。
「何やってんの!?」
「いや、なんか留貴がサムイ事言ってるなーって思って。 なに? 前世からって事?」
「違うよ。 親達に、まどかの話をされた時からって事だよ。 俺はまどかがどんな人か気になって、玄関でずっと、帰りを待ってたんだ」
そんな昔の事、覚えてるんだ。
私は3歳の頃の記憶なんて、ほとんどっていうか、ほぼ無いからなあ。
「で、留貴はなにしてんの?」
「予習・復習だよ」
「あー! 頭痛くなってきた!」
真面目なのはいい事だけどさ、そんなに勉強して、疲れないのかな。
中学生って、こんなに成長するもんだっけ?と思った。
身長は、小5から小6にかけてけっこう伸びたのに、まだ伸びてるみたい。
小さいほうが可愛いのに、と言ったら、怒られた覚えがある。
今、留貴の部屋で、そんな事を思う。
「ねえ、留貴はいつから私の事好きだったの?」
とか、聞いてみる。
「さあ? 覚えてない」
「けっこう前って事?」
うーん、と留貴は腕を組んで、考え込んだ。
「会う前からかも」
私は飲んでいた麦茶を吐き出した。
「何やってんの!?」
「いや、なんか留貴がサムイ事言ってるなーって思って。 なに? 前世からって事?」
「違うよ。 親達に、まどかの話をされた時からって事だよ。 俺はまどかがどんな人か気になって、玄関でずっと、帰りを待ってたんだ」
そんな昔の事、覚えてるんだ。
私は3歳の頃の記憶なんて、ほとんどっていうか、ほぼ無いからなあ。
「で、留貴はなにしてんの?」
「予習・復習だよ」
「あー! 頭痛くなってきた!」
真面目なのはいい事だけどさ、そんなに勉強して、疲れないのかな。