「……あー、本当だ!!何処に行ったのかと思ってたよ~」 !?!?!?!? 予想外の喋り方に、由乃はピシャリと固まった。 「理事長は、あんな顔してるが少々ポヤーンとした所があるんだ」 『ギャップ萌え??』 二人でこそこそ話をしていると、理事長は席を立ちこちらへ歩いてきた。 「君が昨夜、煌が連れてきた子だね」 近くで見ると、なお恐ろしい顔だった。しかし、先ほどの出来事を見た後だったからなのか、さほど怖く感じなかった。