そんな商店街の大きな一本道のど真ん中に、倒れたような格好で寝転んでいた瀬名 由乃【セナ ヨシノ】は寒さで目を覚ました。
『ウェックション!!!!……さむ。あれ??なんで布団かけてるはずなのに……寒い』
自分の部屋の布団の中でぬくぬくと眠っていた由乃は、起き上がり絶句した。
『ココ何処!?ってか、さむ!!!!』
パジャマ代わりに来ていたジャージをさする。
ベッドで寝ていた所為で、靴も靴下も履いていない。素足でいても大丈夫なほど、タイルの地面は優しくない。
つま先が氷のように、冷たくなっていく。
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