「僕は、一夜 鳶【イチヤ エン】。特別科の三年、よろしくね」 ニッコリと優しげな笑顔を浮かべる一夜は、絵になるほど綺麗だ。由乃は自分の鼓動が早くなるのを感じた。 しかし、それは恋のような甘いものからくるのではなく。恐怖からくるものだった。 なぜか、彼が凄く怖い。美しすぎるから??恐ろしいほど美しい、てきな?? 『綺麗なお顔をしてますね』 ニッコリと笑顔を浮かべる。 大丈夫、違和感無く笑えてますよね??