もう一度、君と笑う時に。





「中谷、前に」




「はい」



呼ばれたのは紗稀で、前に出ていく姿は、なにか吹っ切れたような清々しさがにじみ出ていた。




「中谷から報告だ、よく聞け」




担任の合図で、紗稀が口を開く。 





「この度私は、神奈川県に転校することになりました」