それにしてもこんなところで何をしているのか、ついでに隣の男は誰なのか。 浮かんでくる疑問が多すぎて、体のほうが先に動いていた。 「おい、海吾?!」 気付くと走りだしていた俺の足が再び止まったのは、紗稀に手が届く1m前だった。 「それじゃ、来週の月曜日、午後の便で発つってことで」