6年生

転校生が入ってくると聞き

わくわくしていた私、日比野未夢(ひびの みく)

女子はカッコイイ人かなあ。とかゆって

目を輝かせてる

転校生が挨拶をした

最初のイメージは誰もが思ったことだと思う。

こわい。近寄りがたい印象をうけた

でもうちはなぜか胸がきゅーってしめつけられた。

初めて話したのはその日だった

「ねえ!なんて呼べばいい?」

そう聞いたら小さな声で

「なんでもいい。」

そう答えたよね

だからうちは悩んだ

いきなり呼び捨てだと変な感じだし

いちおー男の子なわけだから。

(小林くん)と呼ぶことにした

いじめられて転校してきた君

複雑な気持ちながらも接していた