うそつき執事の優しいキス

「まさかまさか! ありませんって!」


 わたし、激しく手を振った。


 だって、本当に今日が初対面みたいなもんだし!


 じたばたしているわたしに、ふーんと息をついて、井上さんは、話を戻した。


「ま、いいや。
 そんなわけで、実質的なマネージャーやスケジュール管理はジャックには及ばないけどさ。
 彼が忙しい時のお手伝い、とか。
 メンタル面で少しぐらいなら、支えられるヒトになれるかもって」


 ……へ……え……って!


「……でも、精神面(メンタル)支えるって、普通のマネージャーさんよりなるの大変なんじゃ……」


「ところが、そうでもないのよね~~
 特に、あたしに限っては」


 井上さんは、ちょっと人の悪く見える笑い方をした。


「身内の知り合いをたどれば、Cards soldierのすぐそばに行くのって、簡単よね?」


 ……えっと、それって!