うそつき執事の優しいキス

「いっ……いいのか?
 俺達をそんなに簡単に泊めて!」


 三人とも同じ気持を代表して言ったらしい。


 カラカラに乾いた宗樹の声と様子があまりに面白くて、わたし思わず笑って、手を振った。


「もちろん、みんなそれぞれゲストルームを用意させるから!
 どんなに、ねぞうが悪くてもCards soldierのイメージは崩れないから大丈夫よ~~」


「「「そんなんじゃねーや!!」」」


 三人がハモって何か言ってるけど、ま、いいや。


 それより、井上さんがわたしの袖をつんつん引っ張っている。


「……さっ、西園寺さんっ!
 明日は土曜日だし!
 わたしは是非、一度、こんなお屋敷に泊ってみたかったの!」


「そう! 良かった~~」


 早速お家に連絡する~~なんて。


 スマホを取り出した井上さんに手を振って、他の皆はどーする?


 って聞いたら、すぐに反応したのは、蔵人さんだった。


「もし迷惑じゃ無かったら僕も、是非」


「うぁ、こいつ速攻でノリやがった~~」


 こんのエロ野郎、なんて神無崎さんが茶化すと、蔵人さんは青い瞳をすぃ、と細めた。