その時は、蔵人さんが先陣を切って走り、宗樹がそのサポートをする形でバイクの大集団を率いてたからトラブルの現場に戻れず。
お酒に酔って暴走する危険車との回避作業には、遊撃隊長みたいな神無崎さんと、そのサポートのスペード・エースがあたってたらしい。
どうやら無事に、雷威神のメンバーを全員逃がしてほっとしたところで、車が改めて神無崎さんめがけて突っ込んできた。
彼を庇ったスペード・エースが事故に巻き込まれ、怪我をしたんだって。
……そして一番の問題は。
ただ『事故に会った』だけじゃ済まない所にあったみたいなんだ。
「俺も、蔵人も、裕也も。他の雷威神に所属しているヤツも。
集団走行がバレるとマジでマズイヤツらばっかりでさ。
夜の峠で事故った現場に、居ちゃいけなかった。
それを良く知ってるスペード・エースが、自分を置いて逃げろって言ったんだ」
「……それで……逃げたの?」
わたしが、恐る恐る聞くと、宗樹は電車の天井を見上げ……揺れるつり革を見つめた。
お酒に酔って暴走する危険車との回避作業には、遊撃隊長みたいな神無崎さんと、そのサポートのスペード・エースがあたってたらしい。
どうやら無事に、雷威神のメンバーを全員逃がしてほっとしたところで、車が改めて神無崎さんめがけて突っ込んできた。
彼を庇ったスペード・エースが事故に巻き込まれ、怪我をしたんだって。
……そして一番の問題は。
ただ『事故に会った』だけじゃ済まない所にあったみたいなんだ。
「俺も、蔵人も、裕也も。他の雷威神に所属しているヤツも。
集団走行がバレるとマジでマズイヤツらばっかりでさ。
夜の峠で事故った現場に、居ちゃいけなかった。
それを良く知ってるスペード・エースが、自分を置いて逃げろって言ったんだ」
「……それで……逃げたの?」
わたしが、恐る恐る聞くと、宗樹は電車の天井を見上げ……揺れるつり革を見つめた。



