……って、あたしだけ総司の実家に隠れてろってこと?
たしかにこれから新撰組についていくことは、今までよりもっと厳しくて辛いことになりそうだけど……。
「やだ!」
「そう言うと思った」
即答したあたしに、総司はがっくりと肩を落とした。
総司があたしのことを思ってそう言ってくれるのはわかる。
あたしがそれをわかっているのを、総司もわかっているんだろう。
ぎゅっとその腕にしがみつくと、総司はもうそれ以上、何も言わなかった。
こんなご時世だ。一時でも離れてしまえば、もう会えないかもしれない。
最初から、いつ戦いで命を落とすかわからないのはお互い様だったはず。
ならば、最後の最後まで、一緒にいよう。
どんなに時代の逆風に吹かれたって、あたしはこの手を離したりしないんだから。



