しかしこの翌日……。
鳥羽方面では旧幕府軍が一時的に盛り返すも、伏見方面では新政府軍に土佐藩の兵士が合流し、さらに事態は悪化。
「総司、悪いが昼間も出られるか」
「もちろんです」
副長に請われ、総司とあたしも昼の戦場に出陣した。
伏見の山中で、新撰組は新政府軍と衝突。
その場はあっとう間に修羅場と化した。
「やれっ!新撰組だ!」
遭遇した敵兵と乱闘になり、総司は疲れを感じさせない冴えた剣で、敵をばさりばさりと斬り倒した。
あたしは昨夜のように、銃を使わせないように手裏剣や苦無を投げつける。
「腕……手首……もっと鍛えておくべきだった~!!」
夜より命中率は上がるものの、投げる数も多くなるので、すぐに手が悲鳴を上げだした。
「大丈夫か?隠れて休んでてもいいぞ」
敵の姿が見えなくなったすきに、総司が気遣って声をかけてくれた。
その時……。



