「生きて──!」
あたしの叫び声をかき消すように、一発の銃弾の音が大きく響いた。
それは、刀を振り回して味方を鼓舞する総司を狙い、直進する。
「総司!!」
いきなり走ろうとして、転んだ。
咄嗟にお腹を庇って膝をつき、顔を上げる。
すると……。
総司の脇腹から、大きな赤い花が咲いた。
それはすぐに枯れてしまい、ぼたりぼたりと地に落ちてしみ込んでいく。
総司が目を見開く。
何があったのかわからないようで、ゆっくりとその手で脇腹を撫で……。
血で染まった手を確認した途端、その場にどっと崩れ落ちた。
「あぁ……っ!」
あたしはもつれる足で、一直線に総司に駆け寄った。
味方も敵も必死な戦闘の中、総司は一人で倒れていた。



