「同じ……だと?」
「まだ気づかねえのか、俺が誰だか」
朧は目を見開き、総司を見つめる。
そして、ハッと何かに気づいたような顔をした。
「その太刀筋、見たことがあると思った。まさかお前……」
「そう、あの人狼だよ」
「バカな」
総司はどうやって同化をしたかまでは話す気はないらしく、そこで話を戻す。
「お前は俺と同じ、生まれつきの出来損ないなんだな」
「な……っ」
「だから、必死で新しい呪術を考えたり、積極的に戦に出たりしたんだろ。周りの人間に認めてもらうために」
総司が話すたび、朧は顔を怒りにゆがめ、肩を震わせる。
「人狼と一緒にするな!お前に俺の何がわかる!?」
朧は再び、懐から呪符を取りだす。
両手いっぱいに握られた呪符が、くしゃりと歪んだ。
「半端者として生きる辛さはわかるつもりだ。……ここで終わりにしてやるよ!」
「黙れぇぇぇぇぇっ!!」



