「よし、今だ!斬れッ!敵艦を奪うんだ!」
総司が怒鳴ると、味方がハッとして目を開ける。
同時に、敵も徐々に目を開け、立ち上がり始めた。
「楓、お前は俺の後ろにいろ!もう離れるんじゃねえ!」
「はいっ!」
あたしは総司の後ろにつき、彼に守られながら、向かってくる敵を遠ざけるために奮闘した。
向けられた銃口に、無我夢中で苦無や手裏剣を投げつける。
他の兵士も、死ぬ気で戦っているようだった。
けれど……。
──ガガガガガガガガッ!!
聞いたこともない轟音が響き、驚いてそちらを見る。
すると、いつの間に持ち出されたのか、車輪がついた大きな銃が回天の方を向いていた。
見たことがない形だ。
大砲とは違う。丸い銃口が何個もついていた。
手元の持ち手を砲手が回すと銃身も周り、銃口は回転しながら、何発もの銃弾を連続で放つ。
「ガトリング機関銃か!」
ガト……なんだって?



