自分なんか、頭領の地位を放りだして、勝手に肉体滅びさせたくせに……。
今そんなこと言ってもどうしようもないけど。
「もしや、他の2隻もこいつらがまとわりついてるのか?」
「もののけがあたしたちの行く手を阻んでいるってこと?まさか」
そんなの、嘘だって言ってよ~。
まさか、ここまで来てまたもののけと戦わなきゃならないなんて。
「土方奉行!高雄から信号が!」
背後から声がして、あたしたちは急いで船室へと向かった。
荒波に飲まれながらも、なんとか高雄は合流できそうだという。
甲賀さんと話し合いをするというので、あたしは物陰でシャツを脱いで、こっそり絞ることに。
せっかく総司が作ってくれたのに。もののけのバカ。
「……どこにいるかと思えば。なに煽情的な格好してやがるんだよ」
「ひゃっ!?」
反射的に胸元を隠して振り向くと、会議をしているはずの総司が。



