総司の気持ちが伝わってきて、胸が痛くなる。
こんな突然の別れを、簡単に受け入られるわけがないんだ。
そうこうしているうちに、土方さんの胸がまた光りだした。
魂が、体を離れようとしている。
「……おもしれえ夢だったなあ、総司よ……」
「土方さん!ダメだ!」
泣きじゃくる子供のような総司をなだめる、優しい土方さんの手。
それが、ぴたりと止まった。
そして、布団の脇に伸びる。
「いい加減……覚悟を決めやがれ!」
強く響く声が、部屋中に響いた。
あっと思ったとき、総司の腕から力が抜けていく。
「……なん、で……」
総司が土方さんの手を離し、自分の胸をゆっくりと触った。
その手に、べったりと赤い血がつく。
「総司!!」
一瞬にして、全身に鳥肌が立った。
総司の胸に、土方さんの脇差が突き刺さっていたから。
支える間もなく、総司は倒れこむ。



