虚ろになっていく目で、土方さんはときどき息継ぎをしながら、懸命に話す。
「俺の魂は、もうダメだろう。
近藤さんと同じように、滅ぶしかねえ……ようだ」
呪符にくるまれ、押しつぶされた近藤局長の魂。
あのときと同じように、土方さんの魂も滅ぼされようとしている……。
「でも、この体は……まだ、使えるはずだ」
土方さんはゆっくりと、総司の方を向いた。
そして、京にいたころのように、口の片端を上げてにやりと笑う。
「総司……。お前に、この体をやるよ」
……え……?
「は……?土方さん、なに、言って……」
この体をやるって……どういうこと?
「お前は……俺の逆だ。
魂は生きているが、体が先に滅びようとしている」
「それは……」
「だから、俺の体をやるって言ってんだよ。
斉藤に魂くっつけてもらって、使え」



