「平助、斉藤を責めるな。
こんな術に勝てねえ……俺が、悪いんだ……」
話している途中から、土方さんは顔に手を当ててうつむいてしまう。
思わずのぞきこむと、着物の合わせから除く彼の胸が、淡い光を放っているのが見えた。
「土方さん!」
「土方局長!」
斉藤先生が真言を唱える。
すると、その光は小さくなっていった。
「……お前、魂を体に閉じ込めることはできるのか?」
「完全な方法かはわかりませんが、藤堂がもののけと同化したのと同じようなことはできるかもしれません」
どうやら斉藤先生は、平助くんのことをずっと監察し続けていたみたい。
ある肉体に、別の魂を無理やりくっつけるようなことはできるだろうということを、早口で説明する。
そして、また真言を唱えなおしはじめようとしたところを、土方さんが止めた。
「それなら……頼みがある。ずっと、ひとりで考えていたことだ。
お前たちみんなに聞いてほしい」



