「なんとか助けることはできないでしょうか?」
近藤局長のときは、至近距離から術をかけられ、あっという間に魂が抜かれてしまった。
今回も手遅れになる前に、何とかしなきゃ。
「俺も何とかしたいと思って来たんだが、見たこともない呪符だ。
術の本質がわからない。どうしたらいいのか……」
そんな……斉藤先生まで頭を抱えてしまうなんて。
あたしと平助くんもどうして良いかわからず、困って顔を見合わせた。
そんなとき、ふっと土方さんが目を細く開ける。
「土方さん!」
「……お前たち……斉藤……悪かったな、急に呼びつけて」
土方さんはふらりと上体を起こす。
「楓、総司を呼んでくれ……」
「あっ、はい!」
そういえば、総司をほったらかしだった。
あたしは急いで総司を呼びにいく。
彼は横にはなっていたけど目を開けていて、すぐに起き上がって土方さんの元へと駆けつけた。



