「二人とも……」 何故か二人の顔を見ると、じわりと目頭が熱くなった。 「平助、運ぶぞ」 「ああ。楓は大丈夫?」 こくりとうなずくと、土方さんは二人に抱えられ、部屋に連れていかれた。 斉藤先生が来てくれた。 平助くんもいる。 たったそれだけで、ホッとする。心強くなる。 仲間がいると思うだけで、希望が湧いてくるような気がした。 どうか、土方さんが助かりますように……。