膝立ちになった土方さんのもとでかがみこみ、悩んでいると。
突然だらりと、額を押さえていた土方さんの手が垂れ下がった。
はっとその瞳を見ると、まるで死んだ魚のように濁っている。
「土方さん!」
そのまま土方さんは、あたしにのしかかるようにして気を失ってしまった。
「土方さん、土方さん!しっかりしてください!」
その肩を支えて叫ぶけど、まったくの無反応。
もしや、とうとう魂が体から離れてしまったの?
ぞくりと寒気がして、あたりを見回す。
けれど、近藤先生が亡くなった時のような光の玉はどこにも浮かんでいない。
よかった……。
少しホッとするけれど、油断はできない。
とにかく、部屋に運ぼう。
そう思った時だった。
「土方局長!」
「土方さん!」
二人の声がして振り向く。
そこには斉藤先生と平助くんがいた。



