「そんなの、信じるもんか!」
土方さんが、呪いで死んでしまうなんて。
「信じるか信じないかは、お前の勝手だ」
朧はそっと、足を離す。
「どうする?それでもまだ、新撰組と共に行くのか?」
「え……?」
体を起こしながら、あたしは朧を見上げる。
「その血は改良の余地がある。
これから新しい呪いや毒を受ければ、もっと強い血が作れるかもしれない」
「だから?」
「俺と共に来るか?実験材料として、お前はとても興味深い」
……実験材料。
そう言われて一緒に行くやつが、どこにいるか!
総司の体が治せるなら改良したいけど、こんなやつに好きにされるのは、我慢ならない。
「絶対、いや!」
立ち上がると、ふらりと足元が揺れた。
くっそう、情けない……。
「……戦うなって言われただろ」
不意に、後ろから肩を抱かれて支えられた。



